介護士の仕事で大変なものの1つに、コール対応があります。おむつ交換中や記録中に容赦なくナースコールが鳴り、困ってしまうことも多いのです。もちろん緊急な場合は早急に対応すべきでしょう。しかし、介護施設でのナースコールは「私の話を聞いて欲しい」、「○○を取ってくれないか」など、今すぐでなくてもという内容も多いものです。

こんなときにどうしても利用者に言ってしまいがちなのが「ちょっと待っていてくださいね」という言葉。この言葉、介護士にはとても便利な反面、利用者にとっては困ってしまう言葉です。「ちょっと」とはどのくらい待てばいいのかと利用者を悩ませてしまいます。利用者の中には「職員の手を煩わせたくない」と思っている方も多くいるでしょう。そのような利用者は2度目のナースコールを押せずに部屋でじっと待っている可能性もあるのです。

そのため今すぐ対応しなければいけない用件でない場合は、「ちょっと待っていてくださいね」というのではなく、利用者に具体的な時間を伝えることが大切です。たとえば「あと5分したらお部屋に伺いますね」や「○時○分になったら行きます」などと伝えましょう。また、仕事に追われて部屋に行くことを忘れてしまうこともあるかもしれません。忘れずに対応するためにコール内容や利用者に伝えた内容をメモに取るなどすることが大切です。言ったことを忘れない、きちんと対応するなど利用者との信頼関係を築くには日々の小さいことの積み重ねになります。忙しい業務の中でもコミュニケーションを大切にし、利用者にとって「信頼できる介護士」を目指しましょう。